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冬物語 その13 / END [冬物語]

(第ニ十三話:雲への階段[最終回])
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夜中に病室から良之と信子がいなくなったことに気付く浩たち。

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2人は「クラブF」で「時のいたずら」を歌っていた女性(マーサ三宅)と
再会する。
「海に行きたいな。海鳴りの音が聞きたい」

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「死が何であるかを本当に分かった人間てのはどうしてそんな不思議な
 優しさを 持っているのかね・・・」
「多分、普通の人間より数倍も数十倍も激しく人生を見つめているからだ」
「俺は負けたよ。乾さんにも完全に負けた。
 信子という女性も素晴らしいや。
 そういう彼の全てをとらえて離さなかったんだ」

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「太陽はまだ?」
「ええ、でも水平線がほんのり白んで来たわ」
「寒くないか?」
「ええ、大丈夫。あなたは?」
「(うなずき)太陽が出たら教えて」

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いきなり、ガクッと崩折れる良之。
「良之さん!」
「ちきしょう、足が。 力が入らないんだ」

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「朝凪だなぁ。 海鳴りがだんだん遠くなっていくのが分かる。
 ・・・日の出見たら病院、帰ろう。」
「手の痙攣が収まってるわ」
「足だってもうじき元通りになるよ。
 それに目だってひょっとしたら太陽が拝めるようになるかもしれないな。
 な? ・・・信じられないの?」

「信じてる。私、ずっと信じてるのよ。
 きっと朝の太陽が、あなたの目を、あなたのすべてを元通りに
 してくれるわ。
 私あなたが海に行こうって言い出した時、そう予感したの。」

「そっか。・・・良い子良い子(信子の頭をなでる良之)」
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「どうして?私、本当に信じてるのよ?」
「だから「良い子良い子」って言ったじゃない(笑)」
「父はね、私が何かムキになって言うと決まって「おまえは良い子だ良い子だ」って
 茶化したの」

こころなしか、声が弱くなって来ている良之。

「俺はそんな気持ち分かるな」
「何で?」
「君はあまりにも頑固で、素直だからだ。」

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「私、変わったの。 あなたによって変わったのよ。
 自分でも知らない内に、いつの間にか私の中に太い一本の樹が生えたのよ」
「そいつは、青い葉っぱ、付けてるのか?」
「ええ。 枝だって、日毎に空へ空へと延びて行くわ」

「そっか。(息を吐く良之。)何だか、俺、ホッとした気分になった」

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夜明けの光を待ちながら子供の頃やレーサーになったいきさつを話す2人。

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これまでレーサーとしてスピードに生死を賭けてきた日々を振り返る良之。

「機械(車)が勝つか、俺が勝つか・・・馬鹿な事してきたな。

 今だったら何になりたいかな・・・。

 人間、以外だったら    ・・・何でもいいや」



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ハッとする信子。「良之さん!」
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 風が春を運ぶ
 木の芽疼き、水温む
 人は笑いさざめき、されど誰も振り向かず冬を忘れる
 しかし冬の仄白い顔の下に
 熱い地面の火照りを秘めた、あの愛の息遣い
 たとえ、雪解けが来ても、冬の死が訪れようとも
 染め上げられた愛の記憶と共に
 春を貫く
 春を貫く
 春を貫く 

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4月16日(月) 晴
良之の時間が残り少ないと知ってから書き始めた日記にそれだけ記入し、
後が続かず号泣する信子。

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就職の面接を受けている信子。
「乾 信子です。」
なかなか厳しい条件を述べる面接官(「冬物語」ナレーターの中江真司)。
どうしても仕事が欲しいんです、と述べる信子。
「姓が変わっているが?」「・・・半月前に亡くなりました。」

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谷沢順子もモデルの仕事に復帰した。

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出版社へ就職した浩は、良之の言っていた「地図にない湖」の話をする。
北川は陸送の仕事で北海道へ。 植村典子は美容師の学校へ。
植村は関西へ残務整理へ。 
「何かみんな急にバタバタ穴から這い出したみたいに忙しくなるんだね」

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「みんな別れ別れになって行くのね。 私たち2人だけ残っちゃった」
「・・・姉さん」
ウグイスの鳴く声が聞こえる。

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「太い一本の樹。 そいつは青い葉っぱを付けている」
「何だいそれ?」
「あの人が死ぬ前に私に言った言葉なの。
 太い一本の樹。 そいつは青い葉っぱを付けているって」

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P.S.
1972年は、私の心を激しくとらえた2本のドラマが放映された年でした。
NHKの「少年ドラマシリーズ」第一作「タイムトラベラー」(時をかける少女)と
この「冬物語」です。
長い間、フィルムが存在しないと言われていた「タイムトラベラー」は個人所有の
VTRが見つかりDVD化され、「冬物語」はCSでの再放送で観ることが出来ました。

幸福なはずなのに何だかさびしい感じがするのは何故なんでしょうね。

「冬物語」がCS300 日テレプラスで2013年6月3日(月)23:00より放送が始まります。
毎週月~木曜日(2話連続放送) 全23話
http://www.nitteleplus.com/program/drama/fuyu_monogatari.html
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冬物語 その12 [冬物語]

(第ニ十ニ話:残された時間)
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今日は純二が宗方物産の社長に就任するパーティの日。
だが純二は良之の手術決定について医師たちと議論を詰めていた。

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手術は明日に決定した事を信子が告げに行く。

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「もう一度、一日でも一時間でも、君の顔をこの目ではっきり見たい。
 その為なら、もっと、全てを賭けていいぜ」
「お願い。私の顔を忘れないで。
 私の髪も目も鼻もくちびるも忘れないでお願いだから・・・」

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時間が無い、と嘆く良之。
「あたし、どうすればいいの?」
「俺のささやかな望みを叶えてくれるか? よし、じゃあさ、明日八時にここへ
 来てくれ。 万事はそれからだ」。
「もし誰かに見つかったら?」
「だいじょうぶだいじょうぶ、そんなビクビクしないビクビクしない」
「やってみるわ」
「よし・・・。(キスして)ホントおまえバカだな」
「あなたがバカにした」
「バカだから好きなんだ」

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病室を訪ねて来た植村は手術が明日と聞いて驚く。
良之は植村と信子に、純二のパーティに顔を出すように勧める。
「そりゃ、パーティーなんて下らんと思うけどさ。 
彼は彼なりに、俺とは違った修羅の道を踏み始めた。
知り合いはその出発を見届けてやるべきだと思う。」

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「信子さん、私この頃思うのよ。 
 平凡な事だけど、やっぱり人生って取り返しが効かないって。

 この年になって、もう私は昔の自分に戻れないわ。
 たぶんこのまま人を裏切り続けていくと思うの。それが実は自分をも裏切ること
 だって事が分かりながらもどうにもならないのよ。 

 悔しいけどこれはもう私の決められた人生。

 そんなふうに思うとね、今まで不幸な人だと思っていた信子さんのことが急に
 うらやましく 思えて来たの。

 ・・・でもね何もかも私には遅すぎたのよ・・・」

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「アニキに伝えて。順子が手術の無事を祈ってるって」
「君は乾さんに会わないつもりか?」
「ええ」
「痩せ我慢を張るのはよしたまえ。乾さんは、明日、手術するんだ」
「純二さん、会わない事もひとつの愛なのよ。
 あなたそう言ってらしたでしょ?」
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非常口から抜け出した良之は花の香りに気づく。
「こんな冬にも花、咲いてるのか」
「きれい・・・名前は知らないけど白い花がいっぱい」
「白い花か・・・」
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冬物語 その11 [冬物語]

(第ニ十一話:朝の光に別れを)
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順子や浩・純二らは、北川からの電話で良之と信子が飛行機で
急遽、帰京したことを知る。
良之は「目が見える」と言い張り、信子もそれを信じている様子だと言う。

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純二は「信子さんは怖がっているんだ。乾君を病院に入れたら今度こそ
2人だけの時間は永久に戻って来ないだろう。
・・・信子さんはそれを恐れているんだ。」

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安ホテルに宿泊した2人。 
ネオンが眩しい、と言う信子に良之は「カーテンを閉めればいい」。
絶句する信子。 その部屋の窓にはカーテンは無いのに。

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「誰も愛される事を前提に人を愛しているわけじゃないんだ。
 人を愛する行為ってのはね、それ自体充分に美しいんだよ。
 投げかけても投げかけても掴み得ないのが愛情なら、哀しいのは当然じゃないかね?」

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たとえ暴力に訴えてでも良之を病院にいれる、それが最善だと訴える純二。

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良之と言い争った時に初めて「信子」と呼ばれ、しびれるような喜びを感じる。

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純二の案で、房子が信子と話している間に、強引に良之は病院へ。

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「ええ、浩の言うとおり・・・。
 もし良之さんの病気が治ればまた一緒に暮らせるわ。
 もしそうでなかったら・・・。
 浩、答えて! 
 私たちの生活は2度と戻って来ないの!今日限り、永遠に、戻って来ないの!」
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冬物語 その10 [冬物語]

(第ニ十話:乾、失明)
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良之は特攻隊の生き残りだったという植村に質問を投げかける。
「あんただって人生を死から逆算した男でしょ? 
 何を生きる糧にしたんですか?」
「そうだな・・・ごく平凡な事だが、死ぬ前に人を愛せる事ができたって
 事だな」

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札幌市内への3時間の新婚旅行に出かける良之と信子。

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札幌で就職したい、と手相を見てもらう。 
「俺も易者になろうかな? 何学校?」

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「母は私が八つの時、信子さんのお父さんと再婚しました。
 母は癌で死ぬことが分かっていたのに、父は母と結婚したんです。
 それからまもなく母は亡くなりました。」

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「お前や浩を捨てた事は今でも胸が痛む。 
 しかし私とさえこの母親とはああするしか無かった。
 たとえ短い束の間の日々だと知っていても。 

 植村くんにはとうとう分かってもらえなかった。」

娘の信子が同じ道を選んだ事を皮肉なめぐり合わせだと良太郎は思う。

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運転しながら目の異常に気づく良之。

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「見えない・・・。 何にも見えなーい!!」

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冬物語 その9 [冬物語]

(第十九話:雪の中の結婚式)
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北海道へ旅行に行く、という植村が信子を訪ねて来る。
植村は失踪した信子たちの父に長年、秘かに生活費を送金していたが、
退職によりそれが出来なくなったことを報告に行く、と言う。

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特攻隊の生き残りだった植村は戦後の自分の心が荒んでいた頃の話をする。
「君たちのお父さんは一番信頼していた人間に裏切られたんだ。
 親友と、君たちのお母さんに」
「やめて下さい!聞きたくありません!」。信子から強い拒絶が。

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一方、トラックで北へ向かう北川と良之。 ついに良之の右手にも違和感が。

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北の地で落ち合った2人。
子供の頃は欲しいものを欲しいと言えなかったという良之。
「だから君に関しても、今までは一度も欲しいと言ったことは無かった。
 今なら言える・・・今なら言えるよ」。

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「只今より、乾良之と信子の結婚式を執り行う」 北川は大真面目である。

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「違うんだよアニキ、俺、冗談でやってるんじゃないんだよ。本気なんだよ。
 なあ、見てくれよ。
 この北海道の原野こそがさ、2人にとって素晴らしい結婚式場になると思うんだ」
まだ冗談だと思っている2人。
「バカヤロー! 俺の牧師じゃ気に入らないってのかよ!」

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「天と地と精霊の御名によって、汝ら2人の魂をここに結び付ける」

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「1973/03/26(月)石狩」収録。

P.S.
感動シーンでの突っ込みどころ。
良之と信子が北海道のレストランで落ち合った時、店の四重奏のメンバーが
突然、「冬物語」のBGMを生演奏し始める。 何故、あんたたちその曲を知ってる?(笑)
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冬物語 その8 [冬物語]

(第十七話:愛の出奔)
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信子は京都で良之に結婚を申し込んだことを告げる。 義母・房子は
「あなたと勝彦の結婚生活は3ヶ月でしたね。
 でもその方との生活はもっと短くなるかもしれないのよ。
 最初から不幸せになると分かっている結婚に賛成できると思って?」
と諭すが、信子の決意は固い。

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退職の準備をする植村の元へ足立圭子(扇千景)が訪ねて来る。
純二(津川雅彦)の側に付いた事も、「余計な弁解はしないわ」。

「私、予感がするのよ。近い内、それもごく近い内、あなたと私のヨリが戻るって」
「(苦笑)何を根拠に」
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「だって仕事にも恋にも敗れた男は何処にも行き処が無いでしょ?
 昔の女の元へ戻るしか無いじゃありませんか」
呆れる植村。
「出て行きたまえ」
「あたしの予感って当たるのよ(笑)」

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信子から結婚を申し込まれたことを植村に告げる良之。

「あんたならどうする?」
「難しいね。 それに私は冷静に答える資格が無い。 私も信子さんを
 愛しているからだ。」

良之に対し誠実に答えようとする植村。

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「宗方家の番頭風情に無残にも捨てられた事が私には堪らなかった。
 ええ、何もありませんでしたわ。
 でもその男は私の気持ちをはっきり知っていながらわざと踏みにじったんです。

 信子さん、あの人も今は夢中になってのぼせているだけ。
 だからあの人もきっと思い知るようになるわ。  

 女がひとつの愛をあきらめるのがどんなに辛いものかってことを」

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「どうしてみんなあの人の死の事ばかり言うの? あの人は生きてるわ。
 だから私は結婚するのよ」 
自身に言い聞かせるように明るく話す信子に、浩も健一も愕然とする。

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良之の行方を懸命に探していた順子は信子のアパートのそばの公園で2人を見てしまった。

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左手の震えを打ち明ける良之。


(第十八話:夜明けまでの散歩)
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良之と信子は、定食屋で発作的に自殺を計った老人(信欣三)を救う。
(定食屋で流れていた曲は「ひなげしの花」、息子役は当時30才の小野武彦)

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良之は自分の死期を知ったある男の話をする(勿論、自分のこと)
「そりゃあねえ、自分で自分の命を断つのもいいよ。悪くは無いよ?
 死の怖さから早く逃れられるからな。 
 それに第一、格好いいじゃない?何となく。

 だけどもさ、それは最もキザなスタイリストなんだな。

 それでそいつはある事を試してみたくなったんだよ・・・。
 つまり、生き続けることの怖さだ。
 なあ分かるだろ? 小学校の先生みたいな言い方してるけど、
 死ぬことも勇気が要るけどやっぱり生きることも勇気が要るんだ。

 これは聞き流してくれてもいいや。
 ただな、俺はオヤジさんにもさ、ちょっぴりその、生き続ける方の勇気を
 持って欲しかった。
 それだけなんだ。」

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夜明けの東京の街を歩く2人。
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青山通りから聖徳記念絵画館への銀杏並木。
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40年前の明治神宮野球場かな? 信子は2本、良之は4本、牛乳を飲んだ。
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フイルム撮影のザラつき感がドキュメント映画みたい。

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浩と健一のアパートを訪ねる2人。

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「どうして姉さんあんなに明るくなったんだろうなぁ?」

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「良之さん・・・、あなた、目が・・・?」
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冬物語 その7 [冬物語]

(第十四話:悪いしらせ)
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病院を訪ねて来た谷沢順子(大原麗子)は「今すぐ、良之さんと結婚して下さい」
と告げ、信子を驚かせる。
「それができないならのならば、あたしはあなたを良之さんの前から遠ざけるよう
にするわ。
どんな汚い手を使ってでも、そのために良之さんを決定的に失うことになっても
かまわないわ」。

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純二が「信子のカタキ討ち」と言うのを聞いて顔色を変える信子。
「あなたは今、「何をご存知なんですか?」と聞かないで
 「どうしてご存知なんですか?」と聞きましたね?。 
 推察は付いてたんですよ北海道で何かあったって・・・。」

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植村に対抗するため、宗方邸を抵当に入れたことを純二から聞き、倒れた
義母の房子。
「有難う。やっぱり来てくれたんですね・・・安心しました」と信子の手を握る。

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黙っている良之に何を考えているのかとたずねる順子。
「ニュートンてのはリンゴが木から落ちるのを見て地球の引力を発見しました。ね?」
「うん」
「ところが俺がいろんな事が起こるのを見てもな、何にも発見できない。
むしろだんだん分かんなくなっちゃう。俺は馬鹿じゃないかと思うんだ」
「いやだ、そんなふざけた話」
ここは原田芳雄のアドリブっぽいですね。

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植村(高松英郎)は「あんたの顔が見たくなった」と訪ねて来た良之に面食らう。

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バーへ行き、歌まで歌う良之に戸惑う北川(原田大二郎)。
自分の病状に薄々、勘付いている良之。  
「俺は怖いんだよ!」雪の中の絶叫。


(第十五話:晴れた空悲しく)
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病院を抜け出した良之を探す信子。 
義母の看病に宗方家へ戻ることに反対する浩。

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整備士を辞めてトラック運転手になっている北川(原田大二郎)に、
京都へ行くなら一緒に連れて行ってくれ、と頼む良之。

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房子の見舞いに来た植村は
「純二くんより自分の経営方針の方が正しいと思った」と、そして
「信子を愛している」と告げる。

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浩と北川は「憶測で心配するのはやめて、良之を大学病院へ移すことに専念し、
良之の病状がはっきりするまでは信子と良之には話さないようにしよう」と話し合う。

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足立圭子(扇千景)も純二の側に付いたと聞き、敗北を悟る植村。
「北海道出張から帰った時、何故、攻撃の手をゆるめたのですか」と悔しがる部下。

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房江に懇願され、宗方家から去れない信子。 まるで籠の中の小鳥のように。


(第十六話:誓いの京都)
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自らの「ハンドルを握っている時は発作は起きない」というジンクスに賭けてみた良之だが。

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植村は、十数年前に信子と浩の父が出奔した理由を話す。
信子たちの父は妻とは別の女性を愛した。不治の病だった。 
植村はむしろ感動した。
だがその女性が癌で死亡した後、父は家にも帰れず行方不明になった・・・

「つまり、誰もが確実に不幸になった」。

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植村が信子たちの父の話をしたのは、乾の病状とその先に待っているものを
信子に理解らせるためだった。 
「やっぱり姉さんには言うべきじゃなかったんだよ!」

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信子は良之の病状を自分たち2人だけが知らされていなかったことにもショックを受ける。
そして良之を追って京都へ。

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「願いあらば、あゆみをはこべ清閑寺、庭に誓いの要石あり」
この石に願いをかけると叶うという古くからの言い伝えがあります。
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何故、京都まで来た、という良之の問に
「あなたの子供が欲しいんです」
「・・・無茶苦茶な女だな」
「あなたを愛しています。」
「・・・馬鹿な女だ」
「あなたの馬鹿な質問にお答えします。
 私はこの言葉を言うために東京から京都まで来たんです。   結婚して下さい」
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冬物語 その6 [冬物語]

(第十ニ話:雨ふたたび…)
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ようやく肺炎が快方に向かう信子(浅丘ルリ子)。 

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「パパはあんな人ですけど、私にとってはとても良いパパなんです。
だから、パパが悩んでる姿を見ると私、辛くって・・・。」 

典ちゃんは支笏湖での事を知らんしなぁ・・・。

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2週間の精密検査の途中で病院を抜け出した良之。 また船に乗ると言い張る。

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谷沢順子(大原麗子)から連絡を受けた信子は病院へと急ぐ。
雨の中、走って来た良之と出会う信子。 まるで初めて出会ったあの日のように・・・。

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医者から良之の病状を聞かされショックを受ける北川(原田大二郎)。

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良之が信子のアパートにいると知り、順子と健一はそれぞれ複雑な思い。
順子は信子を非難したことを後悔し、
健一は「始めっから勝負にならなかったなぁ」とボヤく。

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信子に初めて訪れた良之とのひととき。

「姉さんね、今のこの幸福を逃したくないの。 
 どんな事があっても、他人からどんなふうに見られても、私負けたくない。
 乾さんとの生活に賭けてみるつもりなの」 

「前にも言ったろ、自分の幸せのためだったらもっとエゴイズムに徹しろって。
 でもね姉さん、今度不幸になったら俺、姉さんに同情しないぜ。
 姉さんが自分で選んだ人なんだろ?乾さんは」  

建築現場でシゴかれてたくましくなった浩。


(第十三話:早春の風は冷たく)
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北川(原田大二郎)の懇願もあり、検査入院する良之のためにパジャマなどを
いそいそと用意する信子。

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絹子(南美江)がアパートを訪れ
「男と暮らしていながらまだ宗方の姓を名乗るのか」となじる。

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北川(原田大二郎)から、乾がもう長くないと聞かされショックを受ける順子(大原麗子)。

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働き口を探す信子は桜子(弓恵子)から紹介された「クラブ・ルビー」で客として
来ていた純二と出くわす。
「僕の気持ちは気持ちはとして別におき、あなたの仕事ぐらい誠心誠意を持って
 探しますよ」。

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3月の株主総会に向けての植村(高松英郎)の動きを牽制するため宗方邸を抵当に
入れてまで対抗しようとする純二。

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死への恐怖とともに生の儚さを思う良之は10日間の検査入院にすら焦りを感じる。

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良之の病状を知った浩(荒谷公之)は病室を訪れるが、幸福そうな表情の姉には言えず
病室を飛び出してしまう。

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浩と再会した良之は「誤解していたようだな・・・あいつは良い奴だよ」とつぶやく。
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冬物語 その5 [冬物語]

(第十話:気仙沼は遠く)
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北川(原田大二郎)から良之が気仙沼へ行ったことを知らされる信子(浅丘ルリ子)。

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三ヶ月の漁に出ると聞かされ、順子(大原麗子)は寂しい。
(太かった眉毛を今回から細く整えている原田芳雄。)

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宗方家へ信子の荷物を取りに行った浩たち。 

健一に「オバサン」と呼ばれた絹子は大騒ぎ。
「それじゃオネーサンって言えっての? 冗談キツイぜ、オバサン!」
絹子役の南美江さんの意地悪ぶりもノってます。

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植村典子(鳥居恵子)は父(高松英郎)が悩んでいることを見抜く。
当時、小学生だった私は鳥居恵子のファンでした(笑)

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出航前夜、順子は酒の力を借りて良之に迫るが、妹扱いでおでこにキス。

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夜行列車で気仙沼に着いた信子だが、すでに良之が出航してしまったことをまだ知らない。


(第十一話:海鳴りは悲し)
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良之(原田芳雄)が乗った漁船は出航してしまっていた。

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谷沢順子(大原麗子)は「良之からは妹扱い」と正直に話す。
「信子さんがいけないのよ。 信子さんがもう少し・・・
 あたし、こんな事言うなんておかしいわね」

喫茶店のBGMは「翼を下さい」と「竹田の子守唄」。

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東京へ戻ろうとした駅で、体調を崩す信子。

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バイトをクビになった浩(荒谷公之)は
「植村(高松英郎)が立て替えた示談金は3ヶ月で返す」
とタンカを切って姿を消す。

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浩の代りに気仙沼へ行く健一(渡辺篤史)に金を用立てる典子。
父にバレてしまう。
(このシーンの典ちゃん(鳥居恵子)が可愛い。)

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肺炎を起こしていた信子を順子と健一が看病するが。
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冬物語 その4 [冬物語]

(第七話:時のいたずら)
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信子(浅丘ルリ子)は純二(津川雅彦)の詰問に、乾 良之(原田芳雄)を「愛している」と告げる。

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クリスマス近い街中で倒れた良之は病院へ運ばれるが「ただの頭痛だ」と言い張る。

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義母の房江(宝生あや子)は信子が浩の事故の見舞金捻出のために
亡夫からのエンゲージリングを売った事を怒り悲しむ。

勝彦が信子に贈ったとはいえ、突然の事故死だったので母の房江にとっても
いわば息子の形見のようなものだから。 

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庭に手を付いて謝る信子に、房江は悲しみと怒りのあまりバケツの水を・・・。

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良之と信子を祝福しようと一度は決めた谷沢順子(大原麗子)だったが。
良之が病院で緊急連絡先として信子ではなく自分を選んだことで、
「恋愛より別の絆がある」と語る順子。

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宗方財閥に嫁した信子と違って、亡き兄と2人で生きて来た自分には何もない。
良之を返して欲しい、と信子に懇願する。

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「これからの事を具体的に話をしよう」と言う良之たが。
信子は「愛しています。でも、もうお会いしません。」と良之に別れを告げる。 


(第八話:愛は限りなく)
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弟の浩は
「俺はあの男にも腹が立っている。何故、姉さんをしっかりつかまえておかないんだ」
と憤慨する。
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ドライバーという危険な仕事をしている仲間で親友だった谷沢順子の兄と
その時は冗談半分で
「生き残った方が毎年、命日だけは墓参りをしようぜ」と決めていたことを話す。
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今回は信子と良之がそれぞれ出会いから現在までを振り返る、いわば総集編でした。
ちょうど全体の1/3を過ぎましたし。 三話と今回は予告編がありました。    


(第九話:雪が降る・・・・)
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突然、テストドライバー馘首を言い渡された良之。

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信子をあきらめられない義弟・純二(津川雅彦)が強く迫る。

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宗方家をサンダルひとつで飛び出した信子は弟・浩の下宿へ。
信子を慕う健一(渡辺篤史)たちの前でやっと笑顔に。

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テストドライバー馘首にはやはり植村(高松英郎)が絡んでいた。
植村は信子に対する思いを良之にハッキリと告げる。

良之は邪魔者だ、と。

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退院する谷沢順子(大原麗子)に付き添う良之。

転びそうになった順子を抱き寄せる良之と持たれかかる順子。 
目撃した信子は思わず息を飲み、声もかけられず立ちすくんでしまう。
信子の胸に、かつての支笏湖での抱擁がよみがえる。寂しく、哀しい。

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健一の手配で部屋を借りた信子。

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気仙沼へ旅立つ良之を見送りに来た順子。 が、足元には重そうなバッグが。

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良之を熱く見つめる順子に根負けして、一緒に連れて行くことに。

気仙沼に連れて行って欲しい、と懇願する順子に良之が「ダメ!」と言ったのが、
子どもをなだめるような言い方でおかしかったです(笑)。

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